RECRUIT MAGAZINE 採用マガジン
2022.09.01
  • ストーリー

学生時代学んだ知見を深めていける業務に携われることがやりがいに。会社貢献を目指す若手社員たち

2019年に住友重機械イオンテクノロジー株式会社(以下、SMIT)に新卒採用で入社し、2022年現在入社4年目となる若手社員の平塚 雅健と正木 一成。大学の研究室から職場まで一緒という二人が、自身の学生時代から入社までを振り返りながら、SMITの魅力と今後の目指す姿について語ります。

物理学の知識を活かしたい。就職活動の軸となった想い

▲広島大学大学院在学時の論文発表

まずは、簡単に自己紹介をお願いします。


正木 「私は愛媛県出身で、広島大学の大学院に進学しました。大学では理学部の物理科学科を専攻したのですが、4年目からはビーム加速器物理研究室に入り、その後大学院に進学してからも同じ研究室で学んでいました。SMITには2019年に新卒社員として入社しました。現在は開発部の基礎開発グループで、イオン源の要素技術開発の業務に携わっています」

平塚 「私は島根県出身です。正木と同じ、広島大学の大学院、研究室でビーム物理の基礎研究をしていました。正木とは偶然にも研究室に引き続き、職場でも同期の仲です(笑)。現在は開発部の新装置開発グループで、新規装置の物理設計の業務に携わっています」 


どのようにしてSMITのことを知りましたか?


正木 「同じ研究室出身の先輩にSMITで働いている方がいたので、大学生のころからSMITの名前は知っていました。その後大学院1年生の秋ごろに大阪で開催された住友重機械工業株式会社(以下、SHI)の事業部別説明会でSMITの事業内容を知って興味を持ちました」

平塚 「大学院1年生の冬ごろに広島大学で開催された合同の説明会でSHIのブースを訪れ、そこでSMITの事業内容を初めて知りました」


SMITへの入社を決意した決め手は何でしたか?


正木 「地元の愛媛県に近く、かつ安定している企業への就職を目指して就活をしていました。そんなとき、SMITは大学院で専攻した加速器物理の知識が活かせるイオン注入装置を開発しており、かつ愛媛県に事業所があり、SHIという大きな会社の子会社だと知ったことでSMITへの入社を決めました」

平塚 「私は大学時代に学んでいた物理学の知識や行っていた研究を活かしたいという想いを軸に就職活動をしていました。地元の企業から内定をもらっていましたが、大学時代の研究にマッチしていてこれまでの学びを活かせそうだったので、SMITへの入社を決めました。また、福利厚生が充実している点も決め手の一つです」

内定から現在までの歩み。入社し感じたこと

▲内定者研修にて

内定が決まってから入社まではどのように過ごしましたか?


平塚 「5、6月くらいに内々定が出て、その後8月にSHI主催の内定者懇親会があり、10月にSMITの内定者研修がありました。内定者研修のおかげで、同期と連絡先を交換でき連絡が取りあえるようになったのが良かったですね。後は自分の研究に打ち込み、卒業できるよう努力していました。担当の先生からも最初からこれくらい本気で研究に取り組めよと怒られたくらいです(笑)」


内定者研修はどのような研修でしたか?


正木 「内定者研修は、会社の説明を内定者が社員向けに発表するというものでした。宿泊施設に泊まり込み、一日目に先輩社員へのインタビューを通して会社の情報収集をして、二日目にSMITがどのような会社なのかを社員の前で発表しました。プレゼンのときにはたくさんの社員が集まり、皆さん和やかに発表を聞いてくれていたのを覚えています」


入社されてから、業務内容をどう感じていますか?


正木 「物理系なので100%仕事をしているというよりも、大学の研究の延長といった感覚が強いです。大学で少し学んだだけで、あまり理解できていなかったことを業務で使う機会が多くあり、その度に勉強し直して理解が深まっていくのが嬉しいですね」

平塚 「学生時代に学んだ知識を使う場が多いなと感じています。一足先に就職していた友人たちからは大学までで学んだ知識を会社で使うことはほとんどないと聞いていたので、会社に入って大学で学んだ知識をこんなに使うとは思っていませんでした。これまで学んできたことを活かしてその知見を深めていくことが私のやりたかったことの一つでもあるので、嬉しく思っています」

柔軟で働きやすい職場環境。SMITの魅力とは

▲仕事風景

お二人から見た、SMITのいいところは何でしょうか?


正木 「会社方針として決まっている範囲内であれば、仕事の進め方はほとんど自分で決められます。上司から依頼されることばかりやっていると、開発の全体像を理解せずに狭い視野で開発を進めることになります。裁量の範囲が広いことによって、全体のスケジュールや、どういった技術が将来必要かを自分事として考えることができます。今後に役立つ良い経験をさせてもらっているなと感じています」

平塚 「休みが多い、フレックス出社できるので事前に上長に連絡しておけば自分の好きなタイミングで出退勤できる、休みが取りやすいなど、働き方が柔軟であることが良いところだと思います。そのほか、家賃補助やテレワーク推進など、とても働きやすい環境だと思います」 


学生に向けた、SMITのアピールポイントを教えてください。


正木 「基本的には世の中にない技術を開発する仕事に携わることが多いので、新しいことが好きな人には向いていると思います。大学での研究が楽しいと思っている学生や、研究所を志望している人にはピッタリかもしれません。また、働く環境という点においても、リフレッシュルーム(休憩室)をアウトドア風に改装するなど、どんどん会社が変わっていくのはおもしろいですね」

平塚 「思い通りに仕事を進められるところですかね。ただ、選択肢がありすぎて方向性がかたまりにくいこともあるので、型にはまった仕事がやりたい人には大変だと感じることもあるかもしれません。自分の考えで仕事を進めたい人には向いていると思います。
どんどん会社が変わっていくと正木が話していましたが、職場環境という点では、私はBISTRO SAIJO(地元の飲食店のお弁当を会社にデリバリーしてもらうプロジェクト)を利用していました。そのころは現場で研修をしていたので、BISTRO SAIJOがきっかけで現場の方たちと良いコミュニケーションを取ることができました」

会社に貢献できる成果を出すことを目指して。それぞれの課題を乗り越えてスキルアップ

▲インタビュー中に笑いあう2人

仕事をしている中でのやりがいやモチベーションは何でしょうか?


正木 「新しい知識や分野を吸収しながら開発を進められることですね。日々イオン注入装置に求められる性能は高まっているため、それに対応する技術開発は難しさもありますが、業務に携わる中で自分の成長を感じられるのもモチベーションになっています」

平塚 「学生時代に学んだ物理学の知識を使って業務を行うので、さらに物理についての知見が深まっていくことですね。もう一つは、上長や先輩への感謝も大きいです。私が所属しているチームでは、一週間に一度の頻度でチームミーティングがあり、話し合いや相談する時間を設けてくれています。先輩方に恵まれているので、先輩たちのために成果を出したいという想いがあります」


最後になりますが、お二人のこれからの目指す姿について教えてください。


平塚 「イオン注入装置に必要な技術の中には開発期間が長いものもあり、一筋縄ではいかないものばかりです。私が担当している開発課題の中には数年スパンの課題もあるので、まだ自分がこの技術を開発したと胸を張っていえるものがありません。まずは会社へ貢献できたと思える成果を出したいです」

正木 「私も入社してからは最重要課題といわれている一つの課題にずっと携わっているので、まずはその課題を最後までやり遂げたいなと思っています。今やっていることを達成して、これに関してなら自分に聞いてといえる存在になりたいですね。そうしたことの積み重ねで専門知識を増やしていき、最終的にはさまざまな分野の内容を議論できるくらいの広い知識を身につけていきたいです」

 
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